建築家の妻へようこそ
建築家の妻
(通称:建妻_けんつま)
建築家である夫の口癖や言論を忘れないようにするために(役に立つか立たないかはわかりません)ブログに忘備録として書き残しています。


建築家である夫は、様々な建物の設計をしており、応援をしたいと思っています。非常に納得のいく意見もあります。


ただ結婚できない男も建築家ですし、もちろん。そこまで偏屈ではないですが。


建築家という職能。
建築家という人間。
建築家という生活習慣、思考の癖。


はものすごいです。


こだわりや、執着心。感覚的なセンス。
特殊な人間の才能ではないかと思う反面。
それが、逆に怖くもあります。


建築家の妻である、みなさま。

建築家の友人である、みなさま。

建築家の恋人である、みなさま。


に対して

心より敬意を示して

届けたい「言葉」をお伝えできればと思っています。

建築家の条件_建築業界を知り、人脈(SNS)を通じて、研究室(教授)から学んだ建築空間をコピーすることから始まる

この記事には建築家を志す方に、お伝えしたいことをまとめています。

建築業界に進む前に知っておきたい建築業界の裏側
進んでしまった人も、道を踏み外さないように、後で後悔しないように、この記事を肝に銘じてほしいと思っています。
まず建築家である夫は下記のような経歴があります。

  • 海外留学経験有り
  • 学祭時代に建築コンペ入選の常連、海外コンペ受賞歴等も有り
  • 大手企業・設計組織に在籍、新建築など雑誌掲載建物の担当者
  • 有名建築家のアトリエ事務所で勤務


などで働いた経験のある夫が話す
夢と希望のかけらも無い、建築家の真実の姿である。
彼は学生時代から、かなり優秀だったようで建築家を夢見ていたのです。
それは学生コンペや数々の建築家の方と接点があったことが、彼をそのようにさせていたのかもしれません。
誤解を恐れずに言うなれば
もし彼が、普通の学生であればそんなことも思う暇もなく、「建築家という道」に進むこともなかったでしょう。
建築家という方との接点さえなければ
間違った教育さえ受けなければ
真っ当な職についていたことでしょう。
そう、すべての始まりはメディアとの接点なのです。

目次

建築業界のメディアに対して、自分の意見を持とう


建築業界自体が、メディアとして建築を、学生やその他の人達に広めている。それはファッション雑誌のようであり、消費されていくデザインでもある。

建築との接点は
彼が高校生の時に初めて見た建築雑誌だと言う
興味を持つなんて、いつもそんなものですよね?

雑誌の切れ端や、ほんの一文、一語、些細で小さなものです。
それは必ずしも悪い事ではない。
ある種のブランディングといった様な感じも見受けられます。
しかし、その実際は、如何にも狂気じみていて宗教的であり
一般人には理解できない世界を、自分達だけが認識することのできる、常識的な世界としている。
”空間”という、把握することの難しい世界を過大評価し過ぎている。

「メディアが正しくて、そのほかは否。」といった考え方ではなく、単にこういう事例もあるよね。っといった軽い感じで付き合うべきだろう。

自分の意見を持つと、あの人はこう作るけど自分だったらこうだな。やここはうまく作っているなぁ。などといった、自分なりにデザインを消化することができるはずです。

そして
知識の無い学生
一般の方
に対して、間違った意識を植え付けてしまっているのでは無いでしょうか。
その道に進んでいる方は、建築学生にとって
毎日のように雑誌で見かけるため、当然ながら憧れの的です。
そういった方にコンペの審査時などに高く評価されようものならば、その道が拓けたと錯覚してしまうのも無理はありません。
彼は高く評価される経験が何度もあり、自分にはその才能があると勘違いしていたのでしょう。
もちろん、受賞歴や建物実積があるため、建築家としての才能に長けていると言えるのかもしれません。
しかし、実際の世界はそれだけでは語れない真実の裏側があるのです。

建築家の業界を知ろう

業界研究は、就職活動において必須の項目である。
建築家という職種に関しても、業界研究は必ず行って欲しいこと。そうであるのにも関わらず、あまりにも何も考えてずに、この業界に踏み込んでしまう人が多い。成功するか失敗するか、ギャンブルのような世界になってしまっているのが悲しい現実です。

建築家ではなく、建設業界、設計業界、不動産業界などに就職する方はきちんと企業ごとの研究を行いますよね?
建築家を目指すのに、建築家の業界のことを知らないなんて、本末転倒です。

建築家はそれだけで、生活していけない人もいるので副業として大学教授(助手・講師)をしています。
大学教授(助手・講師)をしていて副業で、建築事務所を運営している。とも言える。

つまり

建築家=大学教授(助手・講師)
大学教授になるには=〇〇研究室、△△ゼミに所属する
〇〇研究室、△△ゼミに所属するには=出身大学に入学する
出身大学に入学する=偏差値をクリア

という感じで最終的には、なんと「偏差値」に辿り着きます!
ただ、どこの大学に入学するかで、難易度は変わると思うので、一概にこれだけではないでしょう。
また、研究室に所属するからといって教授にはなれないので、最終的には建築作品の実績など、公平な審査が待っていることを信じます。
建築家への裏口入学があるのであれば、それは闇が深すぎるので、ここでは割愛します!!

また大学の教授は書籍の出版、学会での研究発表なども行っているため、学識も大切。
建築家を目指すためには

学生の頃から、論文を読み漁り。学識を高めることが近道のような気がします。
建築家は作品を作ってナンボの世界なので、頭でっかちになりすぎるのも、ほどほどにしておきましょう。
ただ建築に詳しくなるので、メリットは多いですよね!!

人脈(SNS)を活かそう。営業力を高める。

人脈は大切ですよね。交友関係というか、交際関係というか、人と人とのつながりを大切にしたい。
お金じゃ無いですよ。友人は多い方が良い。

そもそも建築が成立するってどいうことかというと

建築をつくるためには、ひとりでは実現しない。
必ずクライアント(施主:お金を出す人)がいて、クライアントが納得する人に、建築依頼する。

そもそも建築依頼されないと、建築家は建物をデザインできないんですよね。
クライアントが存在して、そして依頼されて初めて成立する仕事なので、人脈は無視できないですよ。
今時SNSとかで、フォロワーがいないと建築家としてどうなの?って感じなんですかね。
まだ建築家業界はそこまで情報が浸透してなさそうですよね。
芸能人だって、ブログやらSNSで必死にアピールしているのに、建築家はアピールしなくていいんですかね?

どこかのお金持ちの坊ちゃんや、お嬢様とお友達であれば
そんなことせずにも、仕事はもらえるかもしれませんが
一般的な人が建築家として、それなりに仕事がもらえるようになるためには
待っていても誰も来ません。来るわけがないのです。
必死になって営業してください。

建築家にとって大切なのは、人脈っていうか、営業力です。情報発信しましょう!
「雑誌に掲載されさえすれば、信頼のできる情報が発信できている」と思うのは、大間違いです。
一般の方は細かい文章なんて、興味ないですから。コツコツとフォロワー増やしましょう。財産です。

どんどんSNSで存在をアピールして人脈(フォロワー)を増やしましょう。
フォロワーゼロは人脈ゼロとほぼ同意義ですから。コツコツと、小さな一歩から始めましょう。

建築のスタイルを確立しよう

これは、間違いなく必要でしょう。スタイルというか、建築の雰囲気。空間の質。とか建築家は言いたがりますけど
なんか思うのは、重要視すべきなのは

建築家がオリジナルの空間の質を作ることではなく
代々受け継がれている「〇〇研究室(教授)の空間の作り方・雰囲気・素材」を真似することです!

必ずしもオリジナルであることは意味はなく、そこまで需要は多くないと思います。

ここで〇〇研究室に入ることの意味があると思います。
「巷で売れているスタイル」を学び身に付けることができれば、ある程度の土台はできるのではないかと推測します。

現実(非常識・非合理・不条理)を受け入れる覚悟がある

ここで最後です!
トピックとして、ぜひ皆様に知ってもらいたい「建築家の”ある”条件」
建築家の夫としても、つらかったそうですが。。

現実を受け入れなければならない時期が、いつか来るので、そのことを頭の片隅に置いておいてください。
心の底からのアドバイスです!

片隅と言わず、正面から向き合って欲しい問題ではあります。

  • 非常識
  • 非合理
  • 不条理

非常識に慣れる

非常識とは「常識にはずれていること。常識のないこと。」

非合理な道を進む

非合理とは「合理的ではないこと。論理に合わないこと。」

不条理を受け入れる

不条理とは「事柄の筋道が立たないこと。」

この3つはトピックとして長くなりそうなので、また今度にします。

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