建築家の妻へようこそ
建築家の妻
(通称:建妻_けんつま)
建築家である夫の口癖や言論を忘れないようにするために(役に立つか立たないかはわかりません)ブログに忘備録として書き残しています。


建築家である夫は、様々な建物の設計をしており、応援をしたいと思っています。非常に納得のいく意見もあります。


ただ結婚できない男も建築家ですし、もちろん。そこまで偏屈ではないですが。


建築家という職能。
建築家という人間。
建築家という生活習慣、思考の癖。


はものすごいです。


こだわりや、執着心。感覚的なセンス。
特殊な人間の才能ではないかと思う反面。
それが、逆に怖くもあります。


建築家の妻である、みなさま。

建築家の友人である、みなさま。

建築家の恋人である、みなさま。


に対して

心より敬意を示して

届けたい「言葉」をお伝えできればと思っています。

3000円台ワイン| ピノ・ノワール ラ・ムートニエール(ブルゴーニュ)|ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス DOMAINE ROUX PERE ET FILS

ワイン初心者である建築家の夫は、好みのワインに出会うため、産地やブドウ品種の味わいを覚えたいと思っているみたいです。今回はフランス・ブルゴーニュ地方・サン・ト―バン村からご紹介します。少しづつ飲む量が増えてきたら、色々な味わいに触れるきっかけをたくさん作ることがワイン通の筋道。近道はできず、日進月歩でワインの知識を溜め込むほど、人生は豊かになる。ワインを飲むだけで世界旅行している気分にもなれる。建築家の夫(癖強め、頑固、偏屈なこだわりを持った人)とワインを楽しんでいきましょう。

  • ワイン初心者が選ぶちょっと良いワイン3000円台のフランス・ブルゴーニュ地方
  • 色々な地域のワインを飲んでみたい。テロワールについて知りながら、楽しみたい
  • 推しワイン:ピノ・ノワール ラ・ムートニエール(ブルゴーニュ、サン・ト―バン村)|ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス DOMAINE ROUX PERE ET FILS
目次

\ おすすめ是非飲んでみてね /

ブルゴーニュ地方ってどこにあるの?大きく5地区まずはニュイ、ボーヌ地区

ブルゴーニュ地方は、フランス東部の中央よりに位置しており、大きく5つの地区に分かれています。

一番北の①コート・ド・ニュイが偉大な赤ワインの産地であるのに対し、②コート・ド・ボーヌは上質な赤ワインとともに偉大な白ワインの産地です。
ぶどう栽培面積では②ボーヌが①ニュイのほぼ倍に近いくらいの広さです。

今回のワインは②のコート・ド・ボーヌ地区

  1. コート・ド・ニュイ地区:ヴォーヌロマネ、シャンベルタンはじめ赤の銘醸地が多いエリア
  2. コート・ド・ボーヌ地区:モンラッシェ、ムルソーはじめ白の銘醸地が多いエリア
  3. コート・シャロネーズ地区
  4. マコネ地区
  5. ボジョレー地区

コート・ド・ニュイ地区

コート・ド・ニュイ地区はブルゴーニュ地域圏コート・ドール県の中央から南部にかけて広がる長さ20km、幅数百mほどのワイン産地で、南北に連なるブドウ畑は豊かなテロワールを感じさせる風景。

面積は小さいですが、世界的銘上ワイン産地として知られていおり、そのルート(地区)はRoute des Grands Crus (グラン・クリュ街道)と呼ばれています。またこのコート・ド・ニュイ地区とコート・ド・ボーヌ地区と合わせたコート・ドールは2015年ユネスコの世界遺産に登録されました。

ブルゴーニュ地方は冬の寒さが厳しく、春にもしばしば霜に見舞われる大陸性気候に属しています。そんな過酷な環境の中でコート・ド・ニュイは偉大なワインを造り続けていますが、その要因は恵まれた地形にあります。コート・ド・ニュイ地区のブドウ畑は標高200〜400mのなだらかな傾斜を持つ丘にあり、水はけがよく東、又は南東向きであることから豊富な日照量を得る事が出来ます。

コート・ド・ニュイで著名なのはピノ・ノワールを使用した赤ワインですが、ロゼワインやシャルドネ、ピノ・ブラン、アリゴテを用いた白ワインも高品質なものが造られています。A.O.P.で最も高い格付けであるグラン・クリュからは赤ワインの生産のみ可能ですが、唯一ミュジニーだけ白ワインの生産も可能です。グラン・クリュの数は24。プルミエ・クリュは135あり、それぞれキャラクターの異なるワインが生産されています。

コート・ド・ニュイの村名アペラシオンは北からマルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュと9つありますがこのうちグラン・クリュを所有していないのは、マルサネ、フィサン、ニュイ・サン・ジョルジュ。更にマルサネはプルミエ・クリュも所有していません。この他の村名アペラシオンにコート・ド・ニュイ・ヴィラージュがあります。これは村名アペラシオンを持っていない村のワインであり、プレモー村の一部、コンブランシアン村、コルゴーロワン村、フィサン村の一部とブロション村の畑で取れたブドウから造られています。

コート・ド・ボーヌ地区

コート・ド・ボーヌ地区はコート・ドールの南側、コート・ド・ニュイ地区の南に位置しています。行政上はブルゴーニュ地域圏のコート・ドール県。ボーヌを中心に南北約25kmに伸びるワイン産地です。コート・ド・ニュイが世界最高峰の赤ワインの銘上産地だとするとコート・ド・ボーヌは世界最高峰の白ワインの銘上産地と言えます。それだけでなく赤ワインでも上質なものが造られており、世界的に知名度、人気の高いコート・ド・ニュイに比べて安価である為お買い得なワイン産地とも言えます。

コート・ド・ボーヌ地区もコート・ド・ニュイ地区と同じようにブドウの完熟を促す暑い夏と乾燥した秋、寒い冬を持つ大陸性気候で南、南東向きの斜面で日照量が豊富に得られます。斜面はコート・ド・ニュイに比べると勾配はなだらかで変化に富んでいます。土壌に多様性があり、多様性に富んだワインが出来上がります。

コート・ド・ニュイと同じく使用される品種はピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリで、シャルドネを用いた白ワインが世界的に有名です。アペラシオンで最も高い格付けのグラン・クリュからは白ワインの生産が認められており、唯一コルトンだけが赤ワインを造る事が出来るグラン・クリュになります。グラン・クリュの数は8とコート・ド・ニュイに比べて少ないですが、プルミエ・クリュの数はコート・ド・ニュイより多いです。

コート・ド・ボーヌの村名アペラシオンは北からラドワ、ペルナン・ヴェルジュレス、アロース・コルトン、サヴィニー・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌ、ボーヌ、ポマール、ヴォルネイ、モンテリー、オーセイ・デュレス、サン・ロマン、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、サン・トーバン、シャサーニュ・モンラッシェ、サントネ、マランジュと続きます。この内グラン・クリュがあるのはラドワ、ペルナン・ヴェルジュレス、アロース・コルトン、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェだけです。コート・ド・ボーヌにはプルミエ・クリュが多いため、プルミエ・クリュの無いのは唯一サン・ロマンだけです。

ボトルラベル、眺めるの好きなんですよね

ブルゴーニュ
ピノ・ノワール

Bourgogne Pinot Noir La Moutonniere

と書いているのが見えます!

この「La Moutonniere」の表記が
ワインのグレードに当たるものだと思います。

きちんと生産者名が記載されていますね。
ブドウが両側に記されています!

ピノ・ノワール ラ・ムートニエール(ブルゴーニュ)|ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス DOMAINE ROUX PERE ET FILS

ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス(DOMAINE ROUX PERE ET FILS)は1885年にワイン造りを開始して以来、5世代にわたり家族経営を行っている生産者です。

ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ地区、サン・ト―バン村に本拠を置り、元々4ヘクタールからスタートした畑は、今ではブルゴーニュ全域にて70を超える銘柄を生産しているブルゴーニュを代表する生産者の一角に名を連ねています。

彼らが手掛けるワインの多くはオーク樽で発酵・熟成させています。

100%除梗し、新樽比率も約30%で樽由来の香りを極力抑え、果実そのものの特徴や土壌の特徴を活かす生産方法を採用しています。また、ルーが作るワインは、リーズナブルなタイプから、特級クラスのものまで幅広く手掛けていますが、全て一貫してルーが表現する味わいのスタンスはブレることがなく、全てが安定したハイクオリティな品質を誇り、このことが、我々消費者に安心感・信頼感を与えています。そのため地元はもちろん、世界各国のレストランやワインファンからも高い評価を受け、これまで数々の賞を受賞しました。各国の一流レストランやホテルのワインリストへの掲載はもちろん、航空会社の機内ではファーストクラス向けに振舞われるなど、今やルーはブルゴーニュを語るに欠かせない程の絶大な人気を博しています。

ワインに合う料理・ペアリングについて

酸味が豊かで、優しくなめらかな味わいが特徴のブルゴーニュ赤ワイン

上質な赤ワインを産するヴォルネイと高名な白ワイン産地ムルソーに挟まれた場所に位置していて、日本ではあまり知られておりませんが、この地で出来る赤ワインは酸味が豊かで、優しくなめらかな味わいが特徴です。軽快な印象のスタイルはお料理のお供にはもちろん、ワイン単体で、ピノ・ノワールの味わいをピュアにお楽しみいただくのもおすすめです。

肉料理、野菜サラダ、チーズ全般(特にハードチーズ)ポトフなど

赤系果実と黒系果実のアロマが漂い、口当たりは優しくふくよかな印象。凝縮感のある豊かな果実味が魅力で、お肉料理はもちろん、野菜やチーズなど幅広いお料理とマッチします。

ブドウ畑について

ブルゴーニュ・ルージュ。サン・トーバン村のブドウを中心に、サヴィニー・レ・ボーヌなど様々な村で育つベストなピノ・ノワールを厳選しています。

コート・ドールのサン・トーバン村(saint-Aubin)に設立されたワイナリーで1885 年からブドウを栽培しています。ブドウ畑の面積は60ヘクタールを超え、コート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイ、コート・シャロネーズにある13の村にまたがっています。土壌と自然を尊重し、果実の純粋さを強調して、個々のブドウ畑のユニークな特徴を明らかにしています。

70haを超える畑をブルゴーニュ各地に所有しており、手掛けるキュヴェは100銘柄を超えます。

ワイン造りについて

サン・トーバン村のブドウを中心に、サヴィニー・レ・ボーヌなど様々な村で育つベストなピノ・ノワールを厳選し、巧みにブレンドしています。

栽培では、1haあたり10,000本のブドウ樹を密植しており、ギュイヨ方式で管理。収量は約45~50hl/haに留めているため、凝縮感のあるブドウが成熟します。手摘みによる丁寧な収穫の後、醸造では、ステンレスタンクで発酵。30%をフレンチオーク樽で10ヵ月間熟成させ、計14~16ヵ月間熟成させます。

ギョイヨ(ギヨ)とは?
guyot

長梢と短梢を1本ずつ整える方法。 フランス、イタリア、ドイツなど欧州で広くみられる仕立て方です。
主幹(地表から一番上の主枝までの部分)から最終的に結果枝(果実をつける枝)をつけるための亜主枝(主枝から生えて結果枝や側枝を出す枝)(バゲット/baguette)を一本と、成長したらその役目を引き継ぐ予定の亜主枝(クロッシェ/crochet)を一本だけ伸ばして、他を落とす形状です。
少量の果実を実らせて管理し収穫する、という目的に対して一切無駄のない、非常に合理的な形になります。

つまり・・・

少量のブドウ実を収穫するための剪定方法のことね

wine infomation
生産地域 フランス
ブルゴーニュ
品種 ピノ・ノワール100%
植樹年
位置・地形
土壌石灰岩、粘土
生産者 ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス| DOMAINE ROUX PERE ET FILS
タイプ 赤ワイン

\ おすすめ是非飲んでみてね /

ネットショップで気軽にお試しできるワイン

1万円越えのシャンボール ミュジニーAOCはこちら

凝縮感と旨味の詰まった1本。平均樹齢55年のブドウを使用した、華やかなアロマと繊細な味わいが魅力。

AOCとは?
Appellation d’Origine Contrôlée=AOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)

「原産地統制呼称制度」などと呼ばれているフランスの制度です。 ワインラベルの原産地名表示の記載ルール(ブランド表示)を厳格にした法律です。

ワインの有名生産国では自国の銘醸地を法で保護しており、その土地の人以外に勝手に使わせないようにすると同時に、品質を保証し生産者および消費者を保護しています。

また、アペラシオンとは生産地のことです。

つまり・・・

夕張メロンや、松坂牛、神戸牛などのブランド表示を厳格化したもの
(ワインではブランド=土地名)

AOC 旧ワイン法(2008年収穫年まで)

AOP(新ワイン法2009年〜)

現在では2009年に「AOCとAOVDQS」はAOPに統合され、全体では3つのカテゴリーに分類されています。新ワイン法が制定されたことにより、表示が変更していますが、旧法の分類を覚えていれば間違いないです。

これ全部エノテカワイン

最近スーパーで売っているワインに飽きてきて
ついにワインショップから買うようになった

建築家の夫
アプリもあるし、ネットですぐに注文できるし、ワインの味わいの紹介もしてくれるので
ワイン初心者にぴったりです

(建築家の夫も500円ワインから始めていました、ついにここまできたか!)

今回紹介したのは

左から2番目のドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス DOMAINE ROUX PERE ET FILS

覚えましたかね?

場所はフランスのブルゴーニュ地方(サン・トーバン村)
ピノ・ノワールの産地です。

他のワインはまた後日ご紹介します!

それでは

良いワインライフを(乾杯)

楽天ROOMも始めましたので、是非こちらもチェックしてみてください!

建築家の妻(子育て・ワイン・ガジェット)

こちらは移転前のブログです。以前の記事は、是非こちらからご覧いただけると嬉しいです!

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