建築家の妻へようこそ
建築家の妻
(通称:建妻_けんつま)
建築家である夫の口癖や言論を忘れないようにするために(役に立つか立たないかはわかりません)ブログに忘備録として書き残しています。


建築家である夫は、様々な建物の設計をしており、応援をしたいと思っています。非常に納得のいく意見もあります。


ただ結婚できない男も建築家ですし、もちろん。そこまで偏屈ではないですが。


建築家という職能。
建築家という人間。
建築家という生活習慣、思考の癖。


はものすごいです。


こだわりや、執着心。感覚的なセンス。
特殊な人間の才能ではないかと思う反面。
それが、逆に怖くもあります。


建築家の妻である、みなさま。

建築家の友人である、みなさま。

建築家の恋人である、みなさま。


に対して

心より敬意を示して

届けたい「言葉」をお伝えできればと思っています。

嗜好のワイン探検隊|自然ワイン|美味いレストランには美味いワインがある?!レストランに置いてある空ボトルを調べてみた。

ワイン初心者の沼のはじまり。最近レストランのワインリストが気になって仕方がない、美味しい料理に合うペアリングも考えられていることが多いので、どんなワインがあるのかを調べてみました!関連するワインショップを見ることで、美味しいワインを探すコツを見出したい。自分だけの自分の口にあった、嗜好のワインを探す旅。

  • ワイン初心者が次のステップに飲むべきワインがわからない方に向けて
  • スーパーで買うワインには飽きて、新しいワインを開拓したい
  • 美味しいレストランのワインリストを調べて、自分に合う嗜好のワインに出会う!

空になったワインボトル達、飾っているということは、レストランで飲まれていたものでしょうし、きっととっておきのワインに違いない。そんなワインについて、ワイン初心者なりに調べてみました。

インポーターからの引用文で、専門用語など、掲載するようにしておりますので、ワイン知識も得られました!

目次

\ おすすめ是非飲んでみてね /

建築家の夫が選んだもの

ロエロ・ロッソ・アニメ 2021 アルベルト・オッジェーロ
Roero Rosso Anime 2021 Alberto Oggero

2000年代から古木が多く残る祖父の畑を受け継ぎ、ロエロの涼しい土地ならではの繊細な個性を大切に、ビオロジックでの栽培と丁寧な醸造に取り組む、注目の若手生産者です。

ビオロジックとはなんぞや?

と思ったので少し調べてみると
「ビオロジック」は
除草剤や殺虫剤といった農薬は使用しない。
肥料も化学肥料は使用せず有機肥料を使う。

無農薬・有機栽培で育てられたブドウを使ったワインのことを指している。

醸造面では、自然酵母によるスターターを用意し醗酵を行っている。
白においてもマセレーションを行うが、カッペッロ・ソンメルソや、抽出はリモンタージュでのみ行うなど、デリケートな醸造を心がけている。
砂質の、涼しい土壌を活かしたワイン造りを目指している。

「ブドウを発酵させる際に、さまざまな技法を駆使しながら手間暇かけて作っている。」
とでも言い換えてくれるとわかりやすい。

マセレーションとは?
Maceration (英), Mazeration (独), Macération (仏)

収穫したブドウを圧搾して果汁と果皮や種子を別々にすることをせず、粒を軽く破砕したうえで果汁内に果皮や種子を漬け込む醸造手法。果皮や種子に含まれているフェノール類をはじめとしたエキス分を果汁中に抽出することを目的として行われる。日本では醸しと呼ばれる。

つまり・・・

ブドウごと全部漬け込むってことね(軽く潰して)

カッペッロ・ソンメルソとは?
cappello sommerso

発酵の際に皮や種から成分をよく溶け込ませるため、木製の「すのこ」のようなものを果実の上に乗せる「カッペッロ・ソンメルソcappello sommerso」という伝統的発酵の手法のこと。

つまり・・・

ブドウの上に、重しを置くってことね
煮物的な・・・

リモンタージュとは?
Remontage

ワイン醸造において、タンク下部から発酵中の果汁を抜いて、果帽の上から振りかける方法。 パンチダウン方式・ポンピング・オーヴァーともいう。

つまり・・・

タンク下に溜まったワイン(発酵中)を、ブドウ(未発酵)の上にかけて
静かに混ざるようにするってことね

ステンレスタンクで約1か月間マセレーション。トノー(600L)で1年間熟成。瓶詰後1年間瓶熟成をしてからリリース。
アニメは樹齢が100歳を超えるものもある古い畑で、斜度も高い。
抽出を長くしても、涼しさを感じるのはやはり土地の個性なのだろう。
石灰の硬質なミネラル感、樹齢の高さに由来するヨード系とインクとスパイスにスモモが溶け合ったアロマ。
酸味の角がくっきりとしているのは、若さとともに畑のポテンシャルが高いことが理由かもしれない。

wine infomation
生産地域 イタリア
ピエモンテ
品種 ネッビオーロ100%
植樹年1940年代
位置・地形標高320m、南西向き
土壌砂質粘土質
生産者 アルベルト・オッジェーロ
タイプ 赤ワイン

\ おすすめ是非飲んでみてね /

イル ペッティロッソヴァルテッリーナ スーペリオーレ 2015 アール・ペ・ペ
AR.PE.PE. Il Pettirosso Valtellina Superiore

AR.PE.PE.では、イザベッラとエマヌエーレによって、11haの畑から4-5万本を生産。
 温度管理をせずに20-25日間にも及ぶ長いアルコール醗酵を行い、オーク、栗やアカシア製の大樽での長期熟成、そして瓶内でも数年寝かせた後にリリースされます。
  効率や費用対効果が重要視される現代において、いつ過去の遺物になってもおかしくないヴァルテッリーナのブドウ栽培&ワイン生産…
 畑でかけられる恐ろしい労力と、セラーでは気の遠くなるような時間を待つだけの忍耐力が必要なワインです。

「グルメッロ・ロッカ・デ・ピーロ」は、ヴァルテッリーナのソットゾーナ(特別な区画)の1つであるグルメッロのブドウを使用した赤ワイン。
サッセッラよりも全体的にソフトな印象があるワインができます。長期熟成のポテンシャルはないと判断した時に造られるグルメッロがこのワインです。
15-18日間のアルコール醗酵後、オーク製の大樽へと入れられ2年熟成。瓶内でも2年熟成させた後リリースされます。

ソットゾーナとは?
Sottozona(伊)

イタリア語で小地区の意味で、サブリージョンの事。既に決められている原産地呼称の地域の中で更に小さく地域を分けた名前。

例えば、キアンティにも、ソットゾーナがあるが、ルフィーナなどが続けて表記できる事が規定として決められている。

つまり・・・

クリュみたいなものよね?!
理解はあってるかな?

wine infomation
生産地域 イタリア
ロンバルディア
品種 ネッビオーロ100%
植樹年1860年代
位置・地形
土壌
生産者アール・ペ・ペ
タイプ 赤ワイン

\ おすすめ是非飲んでみてね /

インディビジュアリスト 2021 Individualiszt

ワインの特徴は土壌:石灰、泥灰土、粘土。酵母:自生酵母。発酵・熟成:8月収穫/全房で空気圧式圧搾 500Lと10hlの木樽で13 ヶ月発酵・熟成 無濾過・無清澄/瓶詰め:2022年9月SO2:瓶詰め前:8mg/L トータル:10mg/L未満

「伝統的で古典的、複雑味のあるワイン」に仕上げました。ソーヴィニョンブランを全房でプレスし、500Lと10hlの木樽で発酵・熟成しました。
緑を帯びたイエローの外観、洋梨、トマトの葉、火打石のアロマ、酸味がありながらもボディ感が強く、コクがありミディアムフルボディで西洋スグリの酸味やカリンのほろ苦さを思わせる複雑味のある味わいです。

ブルゲンラント地方ライタベルクの『Lisztリスト』は家族経営のワイナリーです。
Bernhard Liszt(ベルンハルト・リスト)は、ブドウ栽培の専門学校を卒業後の2003年、両親からこの仕事を引き継ぎ、彼の代でビオロジック農業に転換しました。代々、ワイナリーだけでなく、養豚業とホイリゲ(ワイン酒場)も営んできており、現在は当主として先代の両親と弟と共に仕事をしております。サスティナブル農業で地産地消を推進し、『オーガニックで作られるワインや食物を楽しみ自然に感謝する人々、彼らのために存在しているんだ』と言います。〝責任を果たすという事〟は、お互い協力するということであり、懸命に働くという事であり、自然に感謝するということである。この教えは両親から受け継いだもので、この責任をとても大事にしており使命だとすら彼は考えています。ビオロジック農法への転換は個人的な関心からきたのではなく、この父の教えがベースとなっているのです。

訪問時、彼がワインと共に出してくれた生ハムやソーセージは、旅の疲れを吹き飛ばす程の美味しさ。それもそのはずです。ワインだけでなく育てる豚にも非常なる愛情を注ぎます。広大な自然の敷地に放し飼いしストレスをまったく与えず、飼料も自分の畑でとれたオーガニックの穀物を与えます。もちろんこの豚肉が頂けるのは彼のホイリゲだけです。

 彼は幼い頃から自分の中に流れる農夫の血に気づき意識し続けてきました。
なんと幼い頃、あのWiener Sängerknaben(ウィーン少年合唱団)の一員であり、世界中を歌って回ったことがあるそうです。日本へも来たことがあり、数都市を回りいつくかのコンサートで歌ったそうです。この時の世界中を旅した経験により、彼は強く自分のバックグラウンド、両親から受け継いだ農夫としての血を意識するようになり、オーストリアのブルゲンラントという片田舎で育ってきた日々をさらに愛するようになったそうです。

 畑は7ha、ブラウフレンキッシュとグリューナー・ヴェルトリーナーを主に育て、アジアはもちろんヨーロッパにもこれまでは輸出せず、自らのホイリゲとオーストリアのいくつかのワインショップとレストランでのみ楽しめるワインだったようです。

 この先、伝統的な方法と世界中からインスピレーションを受けた新しいアイデアを融合させていきたいと語ります。
ベルンハルトがワインを造るブルゲンラント地方は、ハンガリーとの国境沿いにあり暑く大陸性のパノニア気候の影響を受けます。その中でライタベルクは、ノイジードラーゼ湖の西岸、ブルゲンラント地方の北西側(ライタ山脈のブルゲンラント側)にあり、計3,097haの畑を有し、赤はブラウフレンキッシュ、白ワインはヴァイスブルグンダー、シャルドネ、グリューナー・ヴェルトリーナーが優れています。

 ライタ山脈とノイジードラーゼ湖によって異なる影響を受け、暖かい湖風は重要な熟度に都合がよく、山脈は夜間の温度を押し下げます。したがって果実味、新鮮さ、フィネス、そして長熟さが増すのです。土壌は主に石灰とスレート(粘板岩)で構成され、約1500万年前の貝殻石灰は、多少塩辛い風味と上品さをもたらし、スレート(粘板岩)は望ましいテンションとストラクチャーに寄与します。

wine infomation
生産地域 オーストリア
ライタベルク
品種 ソーヴィニヨンブラン100%
植樹年
位置・地形
土壌石灰、泥灰土、粘土
生産者Lisztリスト
タイプ 白ワイン

\ おすすめ是非飲んでみてね /

アウト・オブ・コントロール 2021 / ルーシー・マルゴー

料理人としてホスピタリティ マネジメントのキャリアをスタートさせたアントン ファン クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造りをする意思を固めました。アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそしてアメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか生まれないという考えに至っていました。アントンは優れたワインメーカーはブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと思っているのです。アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。

wine infomation
生産地域 オーストラリア
アデレードヒルズ
品種 様々なブドウ
植樹年
位置・地形
土壌
生産者ルーシー・マルゴー
タイプ 赤ワイン

Chardonna/Sauvignon Blanc/Merlot/Pinot Blanc/Sangiovese/Cabernet Franc/Pinot Noir/Gamay/Pinot Gris(シャルドネ、ソーヴィニヨン、メルロー、ピノブラン、サンジョベーゼ、カベルネフラン、ピノノワール、ガメイ、ピノグリ)の30/30/10/5/5/5/5/5/5ブレンド。混醸。アルコール10.0%のミックスジュース。

\ おすすめ是非飲んでみてね /

クリストフ・リンデンラーヴ ル・ホワイト・キキ2022年
Christophe Lindenlaub Le White Kiki

リンデンローブ家は、ストラスブールから車で30分ほどのドルリスハイム村で1759年から続く由緒あるドメーヌ。現在の当主、クリストフ・リンデンローブが2009年よりビオロジック栽培に切り替え、2012年に亜硫酸を加えないのナチュラルワインを作り始めました。ドメーヌの周辺に計10haほどの畑が点在しています。

畑により力を、より美味しいワインをつくりたいと、畑を有機に切り替え、醸造においても無濾過で酸化防止剤を使用しないワインつくりを始めました。それぞれの畑の土壌や品種、周辺環境、日当たりや斜面に応じて、柔軟な考えのもとで畑仕事をし、醸造においても畑の特徴や品種の個性を大切にしています。

彼の哲学は、すべての事象が大きな一つの円を描くように相互作用し合う自然な流れを大切にすること。そしてナチュラルワインはひとつとして全く同じものがない個性的なものであるという想いを彼のエチケットに描かれた手書きの円に込めています。

wine infomation
生産地域 フランス
アルザス
ドルリスハイム
品種 ゲヴェルツトラミネール60%、リースリング37%、ミュスカ3%
植樹年2012年
位置・地形
土壌粘土と石灰岩、点在する砂岩
生産者アール・ペ・クリストフ・リンデンラーブ
タイプ 白ワイン

\ おすすめ是非飲んでみてね /

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建築家の妻(子育て・ワイン・ガジェット)

こちらは移転前のブログです。以前の記事は、是非こちらからご覧いただけると嬉しいです!

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