キャンプ歴7年の我が家が「テント泊」から「車中泊」に移行したごく自然な理由|雨が心配、疲れる、音が気になる、子供が小さい

キャンプ歴7年の我が家は、デュオキャンプからファミリーキャンプへとスタイルが変わる中、テント泊から車中泊へ移行しました。その理由はとても自然で、急な雨が心配、テント泊が実は疲れる(寝た気がしないので疲れが取れない)、音が気になる(迷惑キャンパーではなくても、環境音がなんだかんだ気になる)、あとは子供が小さく、個室のような空間が必要。
テント泊が厳しい理由
テント泊は音が筒抜け。これはファミリーキャンパー(子供が小さい)にとってはキャンプに行けない最も大きな理由のひとつ。
子供が泣いても仕方ないんだから・・・
というのは、マナー違反だと思っています。
うちの子は泣かないから・・・というのであれば、問題ないと思います。
だけど乳児など、ミルクを飲むほど小さな赤ちゃんにはテント泊は厳しいと思います。(泣かない赤ちゃんなんて、珍しい・・・)
テント泊をやめて、車中泊にした最大の理由はこども(赤ちゃん)の音問題。
でも車中泊にすると色々とテント泊のデメリットが解決されたので、そのことをお伝えできればと思います。

雨が心配|雨の日のテント泊は完全に詰み決定
キャンプが楽しいかどうかは天候に左右されます。アウトドアアクティビティの宿命です。
晴れなら問題なく、楽しめますが
突然の雨なら、テントは濡れ、地面はベチョ濡れ。
それもキャンプの醍醐味だと言えば、そうなのですが
子供が小さいと、さすがに雨は楽しめない。
ゲームできる年齢になれば、それはそれで楽しいとは思う。
雨が降ると億劫なこと=片付けが面倒
- テントが濡れる
- 泥だらけの椅子や机、その他もろもろ
- 車が汚れる
- 景色を楽しめない
- なんでキャンプしてるんだろう?って思ってしまう
と言った感じでネガティブなイメージが先行します。
とはいえ雨音を楽しめたり(周りの音が気にならない)、虫が少なかったり、人も少なかったりと悪い面だけではないことも事実。
雨キャンプを楽しめるのはキャンプ上級者ですね。
大人なら楽しめるけど、子供は楽しめない。
これが雨キャンプのリアルだと思います。
テント泊は正直疲れる
テント泊は音も筒抜け、隔てるのはテントの薄皮一枚なので、周りの状況に対して、非常に気を遣います。
全く気にならない方もいるので、そこは個人差。
建築家の夫は、割と音とか、なんだかんだ、気になる人なので、
キャンプは好きだけど(外で食べたり飲んだりするのが好きなだけ)
っていう方はテント泊は正直あまりお勧めできない。
管理されたキャンプ場なら、人からの被害はない(と思いたい)けどセキュリティ的に気になるのは当然ですよね。
音が気になる
前述していますが、キャンプはとにかく音が気になる。
気にしないための対策はいくつかあります。
イヤホンしてたり、耳栓したら(寝るときは耳栓をガチでおすすめ)音に関して気になることは少なくなります。
耳栓は、安いのではなく、ちょっと高くても良いやつがおすすめです。

耳栓などで音対策をすることのデメリットは、キャンプしている醍醐味(鳥の鳴き声とか、木々のかすれる音とか、虫の音、川の音など自然由来の音)
を楽しむことができない。
けれど、外で過ごすことはできるので、デメリットを差し引いたとしても快適に過ごせるのではないかと思っています。
子供が小さい
子供が小さいと周りに迷惑をかけてしまうので、NGです。
迷惑っていうのは
音の問題。子どもの大声(声が高いので、聞こえやすい)、子供を叱る大人の声(ダメとわかっていても叱ってしまう・・・)。
など、子供に関する騒音的なものをすべて含みます。
小さな子供がいるほど、子供を叱ったり、あるいは泣いていたり、することが非常に多いです。
他のキャンパーの方に迷惑になるので、小さい子供連れのキャンプは本当にやめておきましょう。
テント泊であれば、夜の鳴き声は数百メートル先にまで届くので、迷惑極まりないです。
想定されるリスク(泣く、叱る)などの騒音(周りの人にとっては迷惑なので)があるので、小さな子連れキャンプは基本NGです。
ちなみにグループキャンプの時に、こどもの音の問題を実感しました。夜泣きはひどいし、寝られたものではないです。
キャンプはマナー・モラルを守りたいですね。
(寝れる人は、どんな状況でも、どこでも寝れるので、関係ないですが・・・)
車中泊なら外で寝れると思った理由
まず第一に、車中泊なら家以外で確実に寝られると確信できるからです。まず安全であり、天候に左右されない、そして音が静か、プライバシーが守られるなどといった、安心して寝れる環境が車中泊だと手に入れることができます。
テント泊はあまりにも過酷です。ただ、その過酷な環境で寝るからこそ、感覚が研ぎ澄まされて、鳥の鳴き声や虫の知らせを直で感じられる。その原始的な時間がリフレッシュできる源だと思います。
とはいえ、テント泊から車中泊を経験してしまうと、なかなかテント泊には戻れない。快適さを知ってしまえば最後です。キャンプブームでテント泊がもてはやされるなか、なんでわざわざ手間のかかるテント張って寝る必要があるのか、改めて考え直してみると、割とおかしなことをしていることに気がつくと思うのです。

鍵がかかっているので安心して寝れる気がする
車のドアの鍵をかければ、外から開けられることはありません。よほどガラスを破られたり、意図的に攻撃しようとしない限りは安全です。
そして、布一枚を隔てているだけのテント泊との大きな違いがそこです。
人間は安心で寝られる環境を常に求める動物なのです。
なぜだか雨の音が気持ちよく感じるようになる
雨の日でも、風の日でも、車中泊ならびくともしないため、安心です。
車を叩きつける雨音だって、心地よく感じます。
静けさの中の雨音、車の中にいてよかった、雨から身を守ることができてよかったと感じます。
カプセルホテル(秘密基地のような)で寝てるような気分になる
車中泊はカプセルホテルで寝ているような感覚です。車種にもよりますが、だいたいは寝床を整えるのにめいいっぱい車内の空間を使うはずなので、そこまで広い空間ではないです。
この小さくて快適な、秘密基地感がたまらないのです。これは車中泊の醍醐味です。
一度車中泊を体験してしまうと、社内ですべてのことをやりたくなります。
寝るだけでなく、ご飯を食べたり、ときにお湯を沸かしてみたり、ちょっとした料理をしてみたり
最初は恐る恐るガスコンロを使っていたけれど、徐々にポータブル電源を使いたくなり
電気コンロをつかったりホットプレートをつかったり、炊飯してみたり、車載用の冷蔵庫を置いてしまうかもしれません。
周囲の音を気にせずに寝れる
テントの布に比べると重量のある鉄板とガラス窓で覆われた車内は、外に音が漏れることは、ほとんどありません。スマホやタブレット、PCなどでお気に入りの音楽をかけたり、映画をみたり、車の中はまるで自分の部屋のようなものです。
車中泊をするということは、家の外に自分の部屋をそのまま持ち出すことと等しいのです。
どこでも自分の部屋でくつろげるので、それはもう最高な気分なはずです。
気持ちの良い時期に、最高の風景のなかでくつろぐというのは、ホテル泊でも実現することができません。そう、車中泊はなににも変え難い、貴重な体験ができるのです。
天候が悪ければ、人気キャンプ場にも行ける
キャンプ場は基本的には晴れないし、曇りでないとアウトドアを思う存分楽しめません。天候の悪い日は、当然のことながらキャンセルが続出します。
たとえ人気のキャンプ場であっても、大雨の日は予約をキャンセルするという人が多いです。
なので、車中泊(全天候で楽しめる部屋)をすることで、大雨の日でも、キャンプ場に向かう気になれます。
当然のことながら、外でいつものように過ごせるわけではないので、マイナス面はあるのですが、雨の日でも時に晴れ間が出る時があります。昼は雨でも、夜は晴れることがあり、夜まで雨でも、最高の朝を迎えられるかもしれません。
そういった晴れる時間に出くわす確率があるので、雨キャンプに人気のキャンプ場に行くことをおすすめします。
関東近郊であればほったらかしキャンプ場などもおすすめです。


当日は天気が悪かったとしても朝方は天気が回復しているなんてこともあります。狙いは次の日の朝が天気が良い日。
キャンプで絶景を楽しめるのは昼から夕方まで、夜は周囲が見えなくなります。
キャンプを楽しんでいる方は朝が好きという方が多いと思います。
キャンプ場の朝が最高な理由は、静まり返った朝、そして気持ちの良い朝日を外で存分に浴びれることです。本当に澄み切った気分になり、リフレッシュできます。
朝が好きな理由。一度キャンプをしてみれば、その良さがきっとわかります。
おすすめのポータブル電源
車中泊にはポータブル電源が欠かせません。容量は1000Whのものをお勧めします。
なぜなら、使い方によって電気を節約しながらでも、2泊3日くらいなら、電源スポットに行かずに過ごせるから。
我が家ではジャクリの1000New(ソーラーパネル100W付き)を導入しました。2000Newと迷いましたが、ソーラーパネルがあれば、晴れの日のキャンプ場で少しでも充電できると思い選びました。
そして車載冷蔵庫としてEENOURの10L(一番小さいサイズのやつ)を購入してポータブル電源と合わせて使っています。
基本的には冷凍庫として「-20度」設定で使っていて、保冷剤を凍らせるのに使っています。
個人的にはこの車載冷蔵庫がひとつあると、冷凍させた離乳食を常備できます。(家で小分けにして離乳食をタッパにつめて冷凍させているので、それを持ち出せるのは結構便利です)
また、もちろんハイボール用の氷や食後のデザートとしてのアイスクリームも保存できるので、車載冷蔵庫は小さくてもひとつは用意しておくことをお勧めします。
そして最大のメリットとしては「キンキンのビールが飲めること」と建築家の夫は行っております。
すぐに冷やしたいビールなどの飲み物も急速に冷やすことができるので、重宝しているのだとか。


お金に余裕があるなら、2000Newもおすすめです。少しサイズ、重量は大きくなりますが、容量が大きいのに越したことはないです。

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