ハイエースを車中泊仕様にカスタムして車中泊で旅費を節約|車両価格の元を取るためにホテル泊と比較してみた

サラリーマンだってキャンピングカー(ハイエースで十分)が欲しい。車中泊がホテル泊よりもお得なら、ハイエースを買う口実になるはず。奥様へ説得するための材料として、車中泊の方が旅費が節約できることを検証できると購入への道筋が開けてくると思います。さらに休日の前後に車中泊を組み合わせて自由時間を最大化することを検討しており、キャンピングカーは贅沢品、時間を持て余している老後の余暇のためではなく、現役サラリーマンが働きながら、休日はキャンピングカーで楽しく過ごすことはできると信じたい。
キャンピングカーでの車中泊とホテル泊を比較してみた
移動途中の宿泊手段の比較
あくまで余暇なので、お金かかるのは大前提
→ホテル泊するよりも安くなるか?楽しそうか?が決め手になると思われる。
→そもそもお金かかるじゃん!というのは論点ではない。
といっても車中泊とホテル泊を比べてみる
キャンピングカーorビジネスホテル
ビジネスホテル(1泊大人1人2万円×2人=4万円)
そして、こどもが大きくなったら
こども1人だと6万円、こども2人だと8万円にもなる。
キャンピングカーの車両価格500万だと、ホテル125泊分
- 大人2人:125泊分
- 大人2人こども1人:84泊分
- 大人2人こども2人:63泊分
- 大人2人:10.4年
- 大人2人こども1人:7年
- 大人2人こども2人:5.25年
- 大人2人:5.2年
- 大人2人こども1人:3.5年
- 大人2人こども2人:2.625年
キャンピングカーの車両価格300万だと、ホテル75泊分
- 大人2人:75泊分
- 大人2人こども1人:50泊分
- 大人2人こども2人:38泊分
- 大人2人:6.25年
- 大人2人こども1人:4.16年
- 大人2人こども2人:3.16年
- 大人2人:3.1年
- 大人2人こども1人:2.1年
- 大人2人こども2人:1.6年
車両価格500万円は新車(ハイエースベースのキャンピングカー)
車両価格300万円は中古車
を想定しています。
キャンピングカーといっても、車中泊で寝るだけと想定しているので、エアコンや冷蔵庫などの高額オプションはなしで、ベッドキットの架装のみを想定しています。
車中泊のスケジュール|休日2日間(4日間)の使い方
また、今回想定している車中泊の想定ですが、前泊と後泊を車中泊としたり、ハードスケジュールですが、観光地(目的地)での時間を最大限取れるのが、今回ご紹介する車中泊のスケジュールです。
仕事の都合で、休日の前後にうまく時間が取れないなどの場合は、少し話は変わりますが、時間休をうまく活用して早退などができたり、タイミングの良い時にこの方法で観光時間を確保できると良いと思います。あくまで参考程度にご覧ください。
一般的な休日の旅程=自由時間6時間
通常の休日のパターンです。自由時間は1日目2時間、2日目4時間の計6時間程度です。
1日目 早朝に出発して15時ごろにホテル到着しチェックイン、その後、近くを観光(2H程度)
2日目 10時ホテルチェックアウト、観光して昼食を食べる(4H程度)帰宅のため移動、夜遅くに到着。
車中泊をした場合の休日の旅程=自由時間15時間(+9時間)
上記と同じ場所に行き、車中泊をしたと想定してみます。
なんと、自由時間は2日目9時間、3日目6時間の計15時間程度です。
1日目 昼間は仕事→就業後の夜に車で出発、PAで車中泊
2日目 目的地で観光(AMとPMをフルに楽しんで、9H)
3日目 目的地で観光(PMは少し早めに出発、6H)
4日目 早朝移動して帰宅→就業後の夜に車で出発、PAで車中泊
車中泊(もっと遠く)をした場合の休日の旅程=自由時間9時間
もっと遠くの場所に行き、車中泊をしたと想定してみます。
なんと、自由時間は2日目5時間、3日目4時間の計9時間程度です。
1日目 昼間は仕事→就業後の夜に車で出発、PAで車中泊
2日目 早朝から移動して、観光(昼前に到着して、5H)
3日目 目的地で観光(PMに出発、4H)
4日目 早朝移動して帰宅→就業後の夜に車で出発、PAで車中泊
もしホテル泊で金夜、日夜を車中泊する場合は
車中泊1回に対して、土日の他に「金曜日と日曜日」の2日分もホテル泊するので
実質3倍(3泊とも車中泊に置き換えると想定)のスピードで元がとれるとも言えます。
また、夜間を移動時間とすることによって、
夜間の高速料金による割引も発生するため、コストが抑えられることもメリットです!
建築家の夫曰く
子供が小さいうちに宿泊数は消化したい気がする。
上記に車検とか維持費とかは含まれてないけれど、意外と早くに元が取れそう。
年間50万円分以上旅行していると、キャンピングカーを導入しても元がとれるのではないかと思っています。
こどもが小さい頃にこそ、長期間の家族旅行がオススメ
特にこどもが小さい頃に長期間の家族旅行に行けるというのは一生のうちに就学前(小学生に入る前)までと思います。
夏休み、年末年始などの長期休暇はもちろんありますが、季節ごとにゆっくりと家族旅行する時間というのは貴重なものだと思います。

車中泊の利用イメージ
- 寝るのがメイン(移動の途中・サービスエリアやキャンプ場)
- 車内では朝食を、軽く済ませる程度
- トイレは簡易トイレを外に作る?
- お風呂は銭湯?
ハイエース車中泊でやりたいこと
気持ちの良い場所で、居心地良く過ごしたい!!
- 絶景パーキング(山の中腹、海🏖️⛰️
- キャンプ場に行く(中距離:長野、山梨、新潟、富山、京都、三重、山形、秋田、青森
- どこでもカフェ🍰☕️
- どこでもレストラン🍽️🏮
ハイエースをキャンピングカーとして利用することのメリット
- 夜は道路が渋滞せずに空いている(時間効率が良い)
- 夜は高速料金が安い(キャンピングカーより割安)
- 車中泊をしながら、少し遠くまで行ける(行動範囲が広がる)
- 観光時間(現地の自由時間)が長く取れる
ファミリー車中泊とキャンプ好きのためのハイエースの条件
- 一般パーキング、立体駐車場に停められる
- 4人就寝で、就寝のための手間がかからない、すぐ寝れる
- キャンプ道具の積載
- キャンプ用オーニング(タープ)
- 冷蔵庫
- 車中泊時のクーラー(できれば)
キャンピングカーで車中泊することの懸念点
価格の懸念点については上記の検証(年間50万を旅行費で使うか?)により、ある程度クリアになったと思いますが、そもそもキャンピングカーで車中泊を本当に使うのか?利用用途に合っているのかを検証する必要があります。
目的地がホテルなので、メインで車中泊はしないかもしれない
そもそも旅先の目的地で、その場所ならではのホテルに泊まりたいとも考えています。
建築家の夫は日本各地のラグジュアリーホテルだけでなく、ご当地の建築を巡ったり、街並みを観光したいとのことなので、ホテルに宿泊する場合は、キャンピングカーで車中泊ができるということは意味がないです。
とはいえ
現地まで行く過程で、前泊、後泊をホテル泊から車中泊に置き換えることで、メリットがあることはお伝えした通りです。
日本にはホテルがたくさんあるので、そこに泊まれば良い!
また、毎回ラグジュアリーホテルに泊まれるわけもなく(そんな予算はない!)
基本的に車中泊、たまに、本当にたまにラグジュアリーホテルに宿泊。
ということになろうかと、思っています!
人によっては、目的地で車中泊したいわけではなく、基本ホテルに泊まりたいということでも、以下のメリットはあります。
- 前泊と後泊の2泊分の宿泊コストにメリットがある
- 観光地での自由時間に差がある(6時間→15時間にグレードアップ)
どこでもベッドを持ち歩けるという強みの反面、寝心地は家と比較して劣るかもしれない
ハイエースのキャンピングカー仕様で寝るスペースは確保できたとしても、さすがに家ほどの快適さはない。
ということから、寝心地はいくらマットレスのグレードを上げたとて
家にかなうことはないでしょう。
これは体を車中泊に慣れさせるしかないかもしれません
何回も繰り返すことで、ぐっすり眠れるようになるかも。
また、寝心地を左右するのが寝る場所です。
外部騒音はそれなりにあると思いますので
(周囲のキャンピングカーのエンジン音はそれなりにでかいし、トラックがいるようなPAでは尚更です)
できるだけ、静かな場所を選ぶようにしたいですね。
どこでも寝られるけれど、寝る場所を毎回探さなければならない
キャンピングカーは実は、場所は探す必要があり楽しみでもある反面、回数が多くなると手間に感じてしまうこともあるかもしれません。
パーキングに停めることは、車種によってはどこに停めようか悩むものです。
普通車と同じくらいのサイズに収めておくことで、駐車場選びに悩むことは少なくなると思います。
とはいえ、毎回の旅程でどこに停めるのか?
というのは気にしないといけないです。
SUV(ランドクルーザー70、ランドクルーザー250)では、実現できないこと
- 家族4人で寝れない
- 車内で立てない。
SUVは車高が高く、荷室がすごく広いわけではないので、車中泊には向いていない。ハイエースは貨物車で、荷物をたくさん運ぶことを目的に設計されており、空間効率に優れている。
でも他の点は何とかなりそうな感じはする。
- デザインがかっこいい
- キャンプの雰囲気にぴったり
- 悪路走破性の安心感
これらはハイエースにはない魅力かもしれません。
4人で寝るとなると
ルーフテントをつけて寝ればいいのではとも思いましたが
子供が小さいうちは屋根の上に登ることは危ないので、候補から外れました。
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