建築家の妻へようこそ
建築家の妻
(通称:建妻_けんつま)
建築家である夫の口癖や言論を忘れないようにするために(役に立つか立たないかはわかりません)ブログに忘備録として書き残しています。


建築家である夫は、様々な建物の設計をしており、応援をしたいと思っています。非常に納得のいく意見もあります。


ただ結婚できない男も建築家ですし、もちろん。そこまで偏屈ではないですが。


建築家という職能。
建築家という人間。
建築家という生活習慣、思考の癖。


はものすごいです。


こだわりや、執着心。感覚的なセンス。
特殊な人間の才能ではないかと思う反面。
それが、逆に怖くもあります。


建築家の妻である、みなさま。

建築家の友人である、みなさま。

建築家の恋人である、みなさま。


に対して

心より敬意を示して

届けたい「言葉」をお伝えできればと思っています。

注文住宅の土地・建築会社探し_気になるお金のこと。理想の家は「3つの計画」をバランスよく進めていた

住宅を建築する時にまずは気になるお金のこと。家の満足度を左右する、大きな捉えどころです。しっかりと計画していきたいところですね! 家の計画にはざっと3つの計画をバランスよく進めていくことです。

土地ばかり探していては、お金が足りるのか、足りないのかわからないし。
全体の予算が決まってきても家を建てる金額がわからないと良し悪しの判断ができない。
建物は意外と安く建てられて。実はもう少し金額の高い土地が購入できるかもしれない。そんなことで、2転、3転するのが家づくりです!なかなか前に進まないしなかなか理想に近づけない家探しは、現実と向き合う作業なのかもしれない。

こんな家しか建てられないのか!と自己嫌悪になったり
すごい家が建てられそうだ!と嬉しくなったり

一喜一憂だとはおもいますが良い家を目指していきたいですよね!それぞれ3つの計画のポイントを整理していきたいと思います。いつもながら、だらだらとしているかもしれませんが。。

目次

資金計画

ファイナンシャルな話は苦手なんですが。
注文住宅を立てることに決めた時点で、資金計画をきちんと建てないと、まず理想とする家がどんなものか決めようがないと思います。
どれだけ予算をかけられるのか、事前に把握しておくことはとても大切。
大きく分けて5つの費用がかかりますので、その内訳も把握しなければなりません。

  1. 土地購入費
  2. 建築工事費
  3. 設計料
  4. 諸費用
  5. 購入後にかかる費用

詳しくはまた、別の記事で記載したいと思っていますが、意外と思ってもいない費用がかかったりして、思うように建築工事費を捻出できなかったりするので、きちんと押さえて準備を進めましょう。

土地探し

通勤時間を最初に決めてしまいそうですが、それはやってはいけません。選択肢が狭まるだけで、冷静な判断ができないことが多いです。まずは住みたい町選びです。

住みたいと言っても、自分が住みたいという判断以上に。資産価値のある町を選ぶことが大切です。

人生において、どこに住むかという縛りは択肢を狭めるだけです。
データできちんとエビデンスをとっておいて下さい。
それは統計学です。

まず人口減少、路面価、都市計画などの上位項目で、大まかに地域イメージを捉えます。
人口減少と路面価の推移は大きく関係していることが多いです。
それらから、エリアを絞っていきます。
通勤圏内なのか。理想の生活は送れそうなのか。環境はどうか。判断基準は人それぞれでしょう。将来にわたって、価値のある町を外さないことが重要です。もちろん、自分が好きな町がその中に入っていれば良いですね。

町を決めたら自ずと相場が決まってきます。資金計画から適正な金額の予算を取ってきます。
そして、段差のない整形な四角い土地が買える金額に当たりをつけます。
この作業の中では町を横断することも、多々あります。町と土地の選択で、何度も行き来します。

そして、資金計画とも相談をします。全体の予算と照らし合わせます。

そのあと建築費やその他の諸費用を含めて、全体を調整しないといけないけれど建築費が思ったより高くなったりすることも多いので、事前に何度も確認。

建築会社探し

土地とは並行して、建築会社を探していきます。

  • 木造なのか
  • 鉄骨造なのか
  • 鉄筋コンクリート造
  • 狭小地
  • 中高層(3,4,5階)

など、建築の形式を決定します。

これらは敷地形状や、防火地域などの制限によって選択肢が変わります。
もちろん、好みの部分もあるでしょうが、コスト的には木造、鉄骨造、鉄筋コンクリートの順に高くなっていきます。
ただ、工事項目を減らすことによって、コンクリート造の場合はコスト削減が可能です。そ
れと、注意して欲しいのが地盤の良し悪しですね。地盤が悪いと、杭を打ち込んで、建物の荷重に地面が耐えられるようにしなければなりませんし。建物を軽くするため、木造や軽量鉄骨の選択肢も大いにあります。
鉄筋コンクリート造はやや不利と言えます。全体として荷重が重くなるため杭のサイズアップなども考えられるからです。

ただ、防火地域などでは木造の耐火建築物よりも耐火性能において、優位にある鉄筋コンクリート造を選択することは災害リスクを避ける上で重要だとおもいます。

商業地域などでは、木造の家屋が密集していたり、道路が狭かったりと、火災に対するリスクがあるからです。

そんなこんなで、建物の形式が決まれば、得意とする建築会社を探しましょう。

会社によっては、あまり工事実績がないために工事金額を高く設定せざるを得なかったり
やりたくない工事のため工事金額を高く設定したり出来ないと言い切ったりする会社もあります。
そういう会社をリストから外していきましょう。

地道ですがそういった、手順を踏まないと中々最良の会社は見つけることが難しいかでしょう。そのうちに、会社を見極める目が育ちます。
きっと良い会社と出会えて、やっとスタート地点に立ちます。やっと、まともに査定することのできる見積もりを取ってもらえます。長い道のりですが踏ん張りどころです。理想の家を建築するために。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったら”シェア”してもらえると励みになります!

コメント

コメントする

目次