建築家の人柄_各々が特徴的で個性を発揮しているようにも見えるが、 俯瞰すると彼らはひとつのスタイルに帰着している。
建築家の人柄(見た目など含め)について
夫の友人と会うたびに共通点があるような気がしたので、そのことをまとめたいと思います。
皆さんも同じように感じることがあるのではないでしょうか?
※もちろん、一概に言えず、この記事は一般的ではないかもしれないですが、参考になればと思います。
性格
どことなく悲壮感というか、孤独感を漂わせている。
性格は基本的には温厚で、身内には優しい。
対外的にはちょっと怖めで厳しめの印象もある。
「〇〇設計事務所、△△アトリエ」など、会社名に個人名(1人)の名前を表示しているため、おそらく自分のことは大好きなはずである。
(会社名に名前を記載することで、社会的な信用を担保しているという理由もあるが。。)
好奇心は旺盛ですが、興味のないことにはまったく目もくれません。好きなことと嫌いなことの差が激しい。
趣味は多い方だと思います。とても豊富です。
いつも、よくそこまでたくさんやるなぁといつも思っています。
あとすごく効率いいなと思うことが多いです。
手数が少ないというか、手間が少ないというか
さぼっているように見えるのに、いつの間にか用事が終わっていたりもします。
エネルギーを浪費しないって面白いなと思いました。
なんか会社とかであまりにも効率よく仕事しているため、逆にサボっている人に見られて損してそうだなと思ったりします。
体型
一見もやしのように細く、病弱。
に見えるが、意外と筋肉質。現場に足を運んだり、普段から運動することもあるからでしょうか。
基本的にストイックに仕事をこなしているため太っている人はほとんどいない。
飲む時間も、食べる時間も、関係なく。
気になることがあれば、ひたすらマグロのように働き続ける。
服装
ノーブランド、無印などといったものから、ハイブランドなものまで
個性的な服が好み。ブランドものは、歴史的な背景のあるストーリーが大好物。
一匹狼な感じ=いけてるスタイル
と勘違いしている。
髪型はマッシュ、ベリーショート、ツーブロック、まれに坊主。
さらさら系、アシンメトリー
おしゃれ風なパーマをかけていたり。美容院でしっかりスタイルを保つようにしていそう。
メガネは、フチが太いものor丸メガネ。
持ち物
かなりこだわりが強く、本人へのプレゼントに苦心する。
本人が良いと思うポイントがわかりづらい。
一般的なものより、少しひねくれたもの、スパイスの効いたものがヒットする傾向があるが、
好みが謎なため、欲しいものは何か事前にそれとなく聞くなどしていないと。
もらっているのにグチグチ文句を言われることになる。
実は、本人は文句だとは思っていないようだが、うんちくなど適当なことを話したいのである。
趣味
建築。が趣味。
世界中どこでもいく。どんなにお金がかかっても。どんなに時間がかかっても。どんなに危険だとしても。
これが建築家のおそろしい趣味。
そして、これが基本的なベースとなってその他諸々の趣味へ派生していく。
建築を巡るためのツール=趣味となる。
よって
- カメラオタクであり(良いカメラだと良い写真が撮れると信じることをやめない。広角レンズが必携)
- 写真オタクであり
- 芸術家風オタクであり(美術館も好き)
- トラベラーである(頭がおかしいと思うくらい色々なところに出かけてる)
- 絵も描けるし(職業柄、図面や絵を書くらしい)
- 山が好きであったり(これはなぜか、わからない??でも皆さん好きなよう)
- アウトドアが好きなよう(これも山と同じで不可解、でも皆さん好きなよう)
だいたい上記のものは
建築関係の方の「The必須趣味」のようです。
どうやら建築家の方は人とかぶるのを極端に拒みます。
かぶることが悪である
かぶると個性がない
個性がないと良くない
と考えており
建築家は、巷で世の中で流行っているもの、トレンドのものは、好んで手に取らない。
しかしながら
そのくせに、不思議ではあるが
建築家は「自分がトレンドになりたがる」という天邪鬼な性格をしている。
つまり「自分の設計するものが正しい。」
という意味らしいが
なんら彼らには悪気もなにもないのではあるが、無意識のうちに、偏屈な価値観をもつようになってしまったようだ。
- 建築家の人柄は、わがままな性格と言える。
- 批判はするけれど、批判はされたくない。
- 流行りは嫌いだけど、流行りになりたい。
確かにおしゃれな人も多く、まちではあまり見かけない人たちではあるが
よくよく夫に似た友人が、数人集まった時に
建築家というステレオタイプに実はうまくはまっている人たちが多い。
その内輪の中にいては、それぞれが特徴をもって個性を発揮しているようにも見えるのだが、、、
俯瞰してみたときに
彼らはひとつのスタイルに帰着していると、感じざるをえない。
自らが個性的になろうとした結果。
世の中の逆の方向、という意味で
「建築家のスタイルが均質化されている」ことが、いかにも滑稽で、面白おかしく思えてならない。
つまり、建築家の人柄は”個性”をもっているように見えて、実は個性がない。
はてまた、本当にそうなのか?検証する機会が訪れることはないでしょう。
ただ一度、彼ら(建築家)を知ってしまった私には
どのひよこも、同じひよこにしか見えなくなってしまった。
という結論に至るのであった。
移転前のサイト記事も載せておきますね。
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