葉山は住むところじゃないのか|スローライフに最高な絶景の街|電車はないが暮らしは整う|土地探し鎌倉・逗子・葉山探考④

葉山は住むところじゃないのか?住んだ後に後悔するのは電車の駅がないこと。都内へのアクセスが悪いが、それ以外、人生のライフステージで必要なものは全て揃い暮らしが整う街。必要なのは、覚悟だけ。葉山というスローライフに最高な絶景の街で、自分らしい暮らしを手にいれる。人と比べず、自分に向き合う時間を大切にしたい。
葉山と言えば、マーロウのビーカープリン。このたっぷり大きめの昔ながらの手作り焼きプリン。こどもからお年寄りまで美味しく召し上がれます。
街中でマーロウを見つけると、すぐに葉山の海とヨット、そしてスローライフの景色を思い出します。
休日に行きたくなる、別荘のような非日常を日常にした、ゆったり時間が過ぎる街「葉山」

葉山町には電車の駅がなく、公共の移動手段はバスのみ
葉山町に住んだ後に後悔するとしたら、電車の駅がないことだと思います。
というのも、住む前は電車がないんだな・・・
ということを当然のことながら、頭ではわかっている。
おそらく、バスで通勤すれば、なんとかなる。移住する前にはそう思っていました。
しかしながら、都内だと、どこでも徒歩圏内に電車の駅がありますが、最寄駅がない。電車アクセスの利便性が欠落するということの意味。を移住後に実感するのです。
葉山に住んでいると、都内への交通手段はJR横須賀線の逗子駅、京浜急行線の逗子・葉山駅を利用することになります。東京駅までは約80分、横浜駅までは約45分の距離感です。時間帯によっては横浜・葉山を行き来するバスも運行しています。
でも電車がないということは、デジタルデバイスを持っていないということくらい、自分たちの生活にインパクトがあることだと気付きます。
デジタルデトックスという言葉があるように、電車がないことで、満たされることがあるのは事実。
葉山ではそんな、都会とは無縁の暮らしを、いやでも強いられることになります。
その覚悟がないと、葉山で暮らすということは根本的に間違っており、必ず後悔することになります。
隣町の逗子に頻繁に行き来することになる
葉山の立地を見れば一目瞭然で、大型スーパーもないため、逗子または三浦、横須賀へ買い物に繰り出すことが多くなると思います。
しかしながら、葉山に住むという時点で、一般的なスーパーの食品を口にするのか?という疑問があり、やはり有機野菜や自然食品というものを求めたり、食に関する意識を高く持っている方が多いと思います。
ということで・・・
実情としては、葉山の近所で食材を買うので、「意外と逗子とか他の街には出て行かないよ。」ということを聞きます。
こちらの勝手なイメージで、すみませんという感じです。
個人的には葉山町ではないけど「すかなごっそ」がお勧め、なんといっても新鮮な野菜とお肉(もちろん葉山牛も売っている)がQOLを爆上げしてくれる。
というより葉山に住んでいて住所がどうのこうの(横須賀か?三浦か?逗子か?)は、あんまり気にしない。
電車通勤に慣れている方は葉山には住めない
逗子や鎌倉は横須賀線や京浜急行線などの鉄道網が整っています。一方で葉山はバスで逗子に行き、電車に乗らなければなりません。
いやいや、電車通勤はしないよ。
という方であれば、葉山に住めます。
たまに自家用車を利用して東京に行くのであれば、高速道路で約80分。電車と変わらないくらいなので、電車を使わないというのは選択肢の一つになると思います。
三浦半島の厳しい自然環境を知ることになる
湘南エリアは海沿いなので、海風による塩害(色々なものがすぐに錆びて、劣化が早い)は避けられません。特に三浦は半島になっているので、海風の影響は結構すごいです。
海沿いは、劣化が早いとはいえ、海沿いの道路を走っていると豪邸がずらりと並んでいるし、海のある生活というのはとてつもなく、最高な暮らしを実現してくれる魅力があります。
劣化なんて、お金が解決すると・・
だから豪邸が波打ち際近くに建てられています。基本的にRC造というコンクリートでつくられていることが多いみたいです。木造だと、劣化は結構早く、気候に耐えられない。のだとか。
話は逸れますが、沖縄にもRC造の建物が多いとのこと、塩害のひどい地域は強度を持った構造の建物でないと、すぐにボロボロになってしまうのだとか・・・
またRC造は木造に比べて少なくとも1.5倍はお金がかかるので・・・(建築家の夫いわく)
そこも、お金が解決しますね。
葉山の良さ
都会の喧騒から離れ、絶景に出会うことができる
葉山海岸の相模湾を望む絶景はなにものにも変え難い、人生の大きな部分を占める絶景になります。
絶景が家の中で毎日出会えるということ。これ以上の価値はありません。
非日常的な景色が日常となり、日常が非日常になるという。
なんとも贅沢な時間を過ごすことができます。
これはさきほどから申し上げている通り、駅から何分、都内まで何分?という話とは全く切り離して考えるべき価値観だと思います。
葉山に住むということは、その価値観を享受することであり、一般的な働き方で葉山で暮らすことは、全くもって痩せ我慢でしかなく、逆に身をすり減らしてしまうことになり、持続しない気がします。
子育て世帯にはぴったり|ノイズが少なく自然豊かな環境
葉山町は子育て世帯が引っ越してきている事実があります。0歳人口が196人で、5年後の6歳が347人と葉山町HPで公表されています。このことから150人程度の人口流入があり、子育て世帯が葉山に引っ越してきていることがわかります。
なぜ子育て世帯が引っ越してきているのかは、およそ予測がつきますが、葉山ならではの美しい景観。都会とは真逆でノイズの少ない環境で、こどもの感性を磨くのにはぴったりだと思います。
葉山に移住した人で、参考になるブログや記事
葉山に移住した人のブログはほとんどなく、ウェブ上位でひっとしたのがこちらのサイト、移住者目線で普段の暮らしぶりが感じられるため、葉山あるある、結構リアルな日常なのかなと思いました。
東京から葉山に移住したという話、葉山に少しネガティブでしたが、住めば都になったとのことです。

10年以上前の記事ですが、たくさんの返信が寄せられており、やや厳しめだなぁと思ったので、ご紹介。ちょっと角度は違いますが、葉山に移住したいなと思っている人は、一度目を通しておいて損はないと思います。覚悟が必要なんだろうなと、改めて思い知らされます。

移住に最適なタイミング
これまで葉山について色々と考えてきましたが、結局いつになったら葉山に移住できそうなのか?移住に最適なタイミングについてお伝えしたいと思います。
子育て時期の移住
まず最初に子育て時期の移住はオススメです。というのも、子供にどういう幼少期を過ごさせたいのか?を考えた時に東京のコンクリートジャングルは適さないと自然に考えるからです。
(いやいや都内にも公園も緑もたくさんあるけれど、あくまで一部でしかなく、湘南の大半が自然とは全く異なる)
頭では都会は便利だし、色々な教育を受けられて良い面もあります。しかしながら、長く働くにつれて、心が擦り切れてきて、働くことの意味、生きることの意味みたいなものを感じることができなくなっている。
ということを身をもって理解し始めているかもしれません。
だからこそ、子供にはもっと自由で自然の中で五感の感性を伸ばすことが大切なのだと、そんなことを伝えたいと思っている人が多いと思います。
湘南エリアの葉山も自然が多く、五感が刺激される日々を過ごすことができます。
それは子供だけではなく、自分たちの心にとっても安らぎのある居場所になるのだと思います。
リタイア後(老後やFIRE後)の移住
葉山に移住するというのは、サラリーマンで通勤を余儀なくされる人にとって、かなりハードルが高いものです。電車を乗るためにバスを乗り、1日の大部分(仕事時間、睡眠時間を除く)を移動時間に費やすことになるため、それが日々の暮らしになると、苦痛を理解するのは難しくありません。
ということで、リタイアした後、退職して老後を葉山で過ごす。あるいは、経済的な自由を手に入れFIREした後に、葉山に移住するというのは、全くもって理にかなっています。
日々の暮らし、見るもの食べるもの、葉山でのスローライフを満喫できること間違いなしです。
移住と考えると、ハードルは高めなので、とりあえず、まずは賃貸で試すことをお勧めします。
葉山でなくても、電車の利便性が高い鎌倉、逗子も視野に入れてみるといいと思います。
というのも、葉山は湘南エリアの中でも、住み続けるハードルが高いなと思っています。