鎌倉 vs 東京: 暮らすための価値観の違いを探る
こんにちは、建築家の妻です。
建築家の夫が「なぜ、鎌倉を選んだのか?どのように検討して、決めたのか?」をお伝えします。
同じ境遇で、建築家の夫(あるいは似たような、理解できない夫)から
「どうしてもこの地域に住みたいんだ、この場所がいいんだ!」と
熱烈に同意を求められている皆様へ、こんな考えで彼は言っているのねと、理解するための手助けになれば幸いです。
それではよろしくお願いします。
東京と鎌倉の価値観の違い
東京と鎌倉は、いわゆる都会と田舎ほど価値観が違います。生活のスタイルも違います。環境も違う、文化も違う、進んでいる方向も違う。ありとあらゆることが、真逆のベクトルなのです。それなのに、電車でたったの1時間でつながっていることが非常に興味深い。
と建築家の夫は言っておりますが
自分の軸を持っている人は、鎌倉と相性が良い
- クリエイター気質の人
- 東京はなんか嫌だなと思っている人
- 独特の雰囲気のある人(ちょっと変わっている人)
- 一癖ある人
- 一芸に秀でている人
- 海外に住んだことのある人
以上はあくまで、建築家の妻である。わたしの独断と偏見です。
自分は
東京は「駅ビルなどの高層タワーがあり、便利な場所で、都会だなぁ」と
鎌倉なんて「お寺と大仏があって海がある、田舎だなぁ」と思っていました。
聞いてみると、タワマン級の建物がもてはやされる都会とは違い、建物自体をフォーカスするのではなく、何が見えるのか?どういう自然に触れるのか?
が、なにより大事な「鎌倉」
どちらの都市も古くから歴史もあり、文化も育まれているので、ここまで違うのは面白い。
とのこと
鎌倉に住む前に、東京都内に住んでいました。それはもう、駅前に行けば大概のものは揃う、とても便利な暮らしでした。東京は山手線の内と外でえらい違い、西と東、北と南でも大きく違います。
とはいえ、そうはいっても
どこの駅も賑わっており、特徴があり
また、山手線駅から延びていく
いくつもの私鉄、JR線などはベッドタウンとして栄えています。
地方(千葉、栃木、埼玉、群馬、神奈川、山梨)への玄関口となるターミナル駅は特に賑わっております。
そう、都内はどこでも便利なのです!
しかも飲食店も美味いお店が多い!
洋服だって、ラグジュアリーな洒落たアパレル、ブランド品(持ってないですが)も数多!
私は色々なものに囲まれているのが幸せ、安心感がある!と思っていました。
一方で、建築家の夫の価値観は全くの別物で、「だから鎌倉を選ぶんだなぁ」
と気づくところもあります。
そういった、建築家の妻である私と、夫の考え方の違いを、整理しながらお伝えしていきます。
この記事が気になった方の中には、都内在住の方で、鎌倉もいいかな?と思っている方も多いと思いますので、都内とのギャップ(良くも悪くも違いがあります)について考えるきっかけになれば嬉しいです。
マイペースな時間が流れる鎌倉エリア
都内の時間(わたしの推し!)
- 移動時間は短縮できるに越したことはない
- time is money(お金で時間を買う、、って言ってみたい)
- 移動時間はもったいない
- 何もしていない、時間がもったいない
- 1 分単位で時間を切り分けている
とにかく何かを手に入れたい、手に入れよう!手に入れることが嬉しくて、楽しい。
インフルエンサーによって、欲しくもない商品が急に欲しくなったり
何回もCMに登場するから、気になってきて、仕方がなくなり、夜も眠れなかったり
とにかく、あらゆる情報に触れられるため、そのことのメリットを最大限に享受できます。
ただし、その反面、自分の時間が奪われているとも言えると思います。
だけど、それで自分の欲望が満たされる(満たされるのは一時的かもしれない、けど、満たされる人がほとんどだと思う)
その連続した時間が、永遠と続く感じが「都内の時間」です。
鎌倉の時間(建築家の夫の推し)
以下夫の言動から推測
- まずは、時間が10分〜30分単位くらい(誤差がすごい)
- 待つなら、待つで、待つ時間を楽しむ
- 何もしていないことが、とにかく幸せ
都内まで電車で1時間くらいで行ける(東京駅、渋谷、新宿どこも同じと思っている)し、待つことは仕方のないこと。とにかく自分の時間を楽しむのが「鎌倉の時間」
情報が少ないし、情報の意味をよくよく考えていくと、商業的な広告がほとんどです。
全然広告自体に価値がないわけではないですが。自分と向き合う時間にはならない。
あえて、少なくしたいのか
情報が少ない環境になると、自分に向き合うしかないとも言えます
暇すぎて、自分のことしか考えられなくなる(自己中心になりすぎることは、要注意です)
建築家という職業柄、ほかと比べるというより、生み出す方の仕事なので
自分に向き合いたいというのが(より向き合いやすい環境に近づけたい)
のが本音かも知れませんね。
他人の時間で、自分の時間を消費したくない。都内だと、時間は短くなっているつもりでも、実は他人の時間の中で生きているだけなのかもしれません。本当の意味で、時間を最大限に使えているのは鎌倉の時間なのかも知れません。
建築家の夫から、その時間というものを「他人」と「自分」で分けて考えたときに、「自分」を大切にした方が、人生が豊かになる。そんな風に言われた気もします。
納得できるかできないに関わらず、なんだか、そういわれると、自分を大事にしたいなと思いました。
そんなこんなで、思いつくのは
マイペースという言葉がぴったりです。それが「鎌倉の時間」です。
北欧とか、スカンジナビアン?
鎌倉と似ているというか、似てはないとは思いますが、価値観は割と近いんじゃないかと思ったりしています。
本当に自分が納得して、満足できるモノを選ぶ
都内のモノの選び方(建築家の妻の考え)
都内に住んでいた頃は若かったこともあり、あの人が身に付けているものいいなぁ
あれもこれも欲しいなぁ
という物欲が止まりませんでした
他人の庭は青い。とにかく、とんでもなく羨ましいと思うから!
あの人があのホテルに泊まったって、レストランで食事をしたって・・・ていう話だけでなく
いい時計持ってる!おしゃれな服!いい車!・・・身につけているもの、この人持ってるなぁ・・・
もう羨ましくて
給料が出れば、プチ贅沢をする。
毎日が広告に囲まれていて、物欲に歯止めが効かず、とにかく周りの目が気になって仕方がない。
都内に住んでいたことは、広告に対して、受け身というか、流されていたような気もします。
でも、それはそれで、欲しいものが手に入ると嬉しいですし、悪い気はしませんでした。
鎌倉のモノの使い方(建築家の夫の考え)
自分に合うものを選ぶ。そして、足るを知る。
簡単なようで簡単でない。
建築家の夫としては、選んだりするのが時間の無駄というか、一度選んだものに、なぜ選んだのかの理由が必要で、他のものを選ばないのにも理由がある。
それはそのブランドやメーカーの品質・デザインが変われば、自ずと選択肢を変えなくてはならないですが
一旦決める基準みたいなのを、自分で決めて、それに合うものを選ぶ。
万が一、無なければ作る。(それはさすがにないけど、そんな勢いです)
鎌倉はこだわりを持っている人が移り住んでいるような場所で、もともと住んでいる方はいるものの、外からやってきた人が多い印象。そして、会う人会う人、こだわりが強い。
職業柄、職人気質の方・クリエイターなど、こだわりがないと食っていけないようなそういうジャンルで働いている人もいるので、それは建築家の夫とともに、選択肢にこだわりを持つことは、ある意味必然とも言える。
都会と田舎の”いいとこ取り”の暮らしが実現できる鎌倉
鎌倉には豊かな自然環境があるけど、東京にはない。東京には1時間で行けるけど、鎌倉の豊かな暮らしは東京で実現することはできない。
建築家の夫としては、こういう見解のようです。
暮らしはどうなんだと気になりましたが
そこ?!
って感じですよね。
確かに東京に行こうと思えば1時間で行けるし、全然行けない距離じゃない。
ただ、日常的に暮らす上で、鎌倉ほどの自然は東京にはないよね。
という言い分のよう
都会と田舎のいいとこ取りが、響いているのだそう。
いやいや、1時間って長くない?
って思う人もいると思います。(自分が思っています)
ということで、なぜ鎌倉を選んだかは、コスパが良いから?
東京にはなくて、鎌倉にしかないもの。それが見つかって、さらに手に入れやすいから鎌倉にした。
鎌倉だけでなく、湘南エリア(藤沢、茅ヶ崎、逗子、大磯、小田原など)を広く見ていたようですが
なんとなく決めたというより
相性も良かったのかもしれませんね。
以上
東京都内と鎌倉との決定的な価値観(時間・モノ・暮らし)の違いから、なぜ鎌倉が魅力的に思えるのかを考えてみました!
それではまた、次の記事で!
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こちらは移転前のブログです。以前の記事は、是非こちらからご覧いただけると嬉しいです!
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