車中泊の際に穴あけせずに外部電源を利用する方法|フラットコード、屋外防水コンセントカバー、屋外型防雨延長コード

キャンピングカー仕様ではないハイエースで外部電源を穴をあけずに使えるようにするための方法。ハイエースだけでなく、どんな車でも車中泊仕様の車に大変身します。超薄型の電源延長のフラットコードで安心・安全に車内で電源を利用できるようにするための方法についてご紹介します。

ハイエースDXのバリバリの商用車を購入。目的は車中泊で、寝るだけで十分と思ってはいたものの、普段の暮らしから電気は切っても切れない関係であることを痛感。旅先でも常に「電源をどう確保するか?」が気になっていました。
電源を利用できるRVパークを調べていくと、電源は駐車スペースの近く、当然のことながら外に電源の引き込みボックスがあり、車内で利用できるように配線を車内に取り込むための、外部電源コンセントが必要。
でもキャンピングカー仕様ではないので、車内に引き込むためのコンセントは設置されておらず、また色々と調べましたが、外部コンセント設置の依頼先もよくわかりませんでした。
そこで自力で外部電源を取り入れるための方法は何があるか考えたところ
窓ガラスを開ければ配線を通すことはできます。けれど、セキュリティ面で不安があるため現実的ではありません。DIYで車体に穴を開けて外部電源コンセントを利用することもハードルが高く導入できません。
どうしたら、DIYなしで、気軽に外部電源を利用できるのか、悩んでいたところ。
最適な商品を発見したので、ご紹介します。
車中泊に最適、リアドアにも難なく通せる極薄の電源コード

フラットコード 30㎝
このコンセントの延長コードは、おそらくイベントスペースなどで、通路をがたがたとさせたくない
だけど
配線は通したい。そんな時に大活躍するであろうアイデア商品です。
極薄のコンセントケーブル。一般的なコンセントコードであれば、ある程度配線の太さがありフラットにはなりません。けれど、こちらの商品は段差がほぼゼロです。
なので、車の扉に使用しても配線が切れることもありませんし、防水性や防犯性にも問題はありません。(外で悪戯されるとダメです、それはキャンピングカーの外部電源も同じことですので、除外します)
フラットコードと延長コードの接続部分のコンパクトな防水ボックス
フラットコードで車の外にコンセントを出せたとしても、外部電源を利用するボックスまで電源コードを延長コードで伸ばす必要があります。
そして、フラットコードと、延長コードを接続するということ
建築家の夫的には、電源コードを延長して、接続する時にコンセントが露出してしまうので、雨ざらしになり、防水面で不安があるとのことです。
少なくともコンセントを外部で露出することはできない。コンセントの接続部分は防水ボックスなどで、きちんと雨対策をするべきだと思う。
ということから、吊り下げ可能なコンセントカバーを見つけました。実際にケーブル同士が接続できるのか気になりましたが、防水的にも安心できそうな商品としてはこちら。
フタを閉めるときに防水面を考えられているか否かで違いがあります。同じ価格でも、防水対策がきちんとされていないものもありました。
そこで、今回の商品は「外側のロック、四隅のロック、貫通部分の防水パッキン」など
雨対策は他の商品に比べてされていたため購入しました。
吊るして使える防水コンセントボックス
カプセルのような形、ころんとしていて、意外とサイズは小さめです。
電源コードはフラットコード、防雨コードともに黒色だったので、黒色を選択しています。
ハイエースDXのリアドアの下側が黒色の樹脂パーツになっているので、配線が目立たないと思い黒色にしました。

四隅にしっかりと閉じるための固定パッキンがあります。


開くとこんな感じ、ボックスの貫通部分はゴムのパッキンが上下(写真だと左右にあり、雨が入りにくいようになっています)

屋外防雨延長コード
続いて、屋外に用意されているコンセントボックスから車までの延長コードが必要です。
延長コードの役割はこんな感じ
- 延長コード:コンセントボックスから車まで延長する
- フラットコード:さらに車の中まで延長するもの(DIYなど不要)
正直なところ屋外で使える防水延長コードはどれでも良いと思っています。
なぜなら事前にRVパークで用意されているコンセントボックスは防水されているし、フラットコード(車内に引き込む薄型の電源コード)との接続部分は防水ボックスで防水仕様になっている。
なので、電源コードに防水性を持たせる必要はないと思っています。


買うかか買わないかは、個人の気持ち次第だと思います。
けれど気持ち的には屋外型、防雨タイプの延長コードを選んでいて間違いはないと思います。
でもコンセント端部の水が入りにくい仕様など、細かなところで違いはあるため、念の為オススメします。
ホームセンターでも同様の商品は売っているので、手に入りやすいです。
実際にコンセントケーブルを接続してみた
実際にコンセントケーブルが、防水コンセントボックスの中に収まるのか確認していきます。
左から順に・・・フラットコード、防水コンセントボックス、延長コード

防雨タイプの延長コードであるため、余計にカバーがあるのが気になります。
果たして、きちんと中に収まるのか?


少しコンセントカバーを押し込みながら、なんとか入りました。
結構いい感じ。コンパクトでこれ何?
的な見た目もGOOD!
これで車内からぶら下げて、外部電源が利用できるようになりました。
これで車中泊で、安心して外部電源が利用できます。
定期的にRVパークなどで電源サイトを利用し、ポータブル電源を充電しながら旅を楽しみたいと思います!

キャンプ場の電源サイトでフラットコードを使ってみた|雨の日でも安心
キャンプ場の電源サイトで実際にフラットコードを使って、快適な車中泊を楽しみました。今回は雨の日でしたが、問題なく使用できましたので、大満足の車中泊キャンプでした。

バックドアを閉めても問題なく使用できることが確認できました。
バックドアを閉めても問題なくフラットコードを使うことができました。
また、雨の日でも防水性を確保するために、吊るして使用できる防水コンセントボックスもうまく機能しました。
今回のハイエースのバックドアに限らず、どの車種でも汎用性のある方法です。観音開きであっても下の方にフラットケーブルを使うことはできると思います。是非お試しください。
使用したのは、このフラットコード

キャンプ場の電源設備(コンセントボックス)から車内配線の様子



コンセントケーブルの構成はこんな感じ
車内には延長コード(3m長さの3口コンセント)を使用して、後部座席でコンセントを使えるようにしています。

フラットコードはちょうど、バックドアが閉まる位置に微調整して、扉を閉めると完成。
外部は吊るして使える防水コンセントボックスがあるので、安心感があります。


また使用後はケーブル接続はそのままにしておいて、次回は展開するだけで使えるという気軽さ。
全くもって・・・
ほぼ外部電源と同じ感覚で使えます。
高額なオプションが1万円ちょっとで代替できるので、外部電源欲しいな
安心してコンセントを使いたいな
という方は
キャンピングカーを持っていないけど、車中泊には挑戦したい。
という方の参考になれば幸いです。
外部電源が使えるようになると、次のステップは「ポータブル電源&冷蔵庫」
軽さコンパクトで選ぶとコレ!
使い勝手の良いサイズ感の1000New。ソーラーパネルも一緒に買うと安心。
コンパクトで必要十分。まさにちょうど良い大きさ。
車載冷蔵庫の決定版といえばEENOURのD10(断然一番小さいやつがオススメ)。クーラーボックスと組み合わせて使うのが賢い使い方。


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